中小企業の働き方改革が進まない理由

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こんにちは、考動力創造士のもっさんです。

今回は「中小企業の働き方改革が進まない理由」について書きたいと思います。

 

この前、地元の新聞に載っていた記事をみて、やはり地方の中小企業は働き方改革が思うように進んでいないと実感しました。

 

新聞によりますと、4月の関連法の施行がネジを巻く形になっていると。県内企業も対応に迫られ「残業をなくすために年1千万〜3千万の設備投資をしている」「下請けは納期が絶対厳守なので規制を超えざるを得ない」「有休取得も難しい」「従業員を休ませて、自分が働いている」と困っていると。

労働者の立場からは「店を少人数で回しているので休めない」「残業代がないと生活がしんどい」「給料が下がるなら休みたくない」など記載されていました。昔気質の70代経営者は「働かずに生産性が上がり、給料がもらえるのは現実味がない。働くということが人格やキャリアを形成していくのに」と記載されていました。

 

働き方改革の考え方自体が勘違いされているのではないかと違和感を感じました。「残業、就労時間、有休」そんなところばかり気にしている。そもそも、日本の生産性自体が元々悪い事に気付かないといけない。「ダラダラ残業」が多過ぎる事も原因の一つでしょう。

この記事に70代の経営者の話しがありました。

「働かずに生産性が上がり、給料がもらえるのは現実味がない。働くということが人格やキャリアを形成していくのに」その通りなんですが。

誰も働かずに生産性を上げるとは言っていませんし、給料がもらえるとは言っていません。今までのやり方を変えて、無駄をなくして給料をもらえるようにしていきましょう。という事だと思います。なぜならば、人口が減少しているからですよね。

生産性を上げる為には労働者の物心両面で幸せにならないと生産性は向上しません。働かずに生産性が上がる分けもありません。

現場で働いているのは労働者の方たちです。その方たちが、やりがいもなくダラダラ仕事をしていては生産性は上がりません。給料も大切ですが、やっぱり労働者の方のやりがい(心)を大切にして環境を整えることが、働き方改革の第一歩になるのではないでしょうか。

 

HBFA考動力コミュニケーション

 

70代の経営者の方はこうも言っていますよね。

「働くということが人格やキャリアを形成していくのに」その通りです。しかし、イヤイヤ働いても人格やキャリアは形成されません。

やりがいをもって仕事ができるから形成されて生産性が上がります。

型ばかりの働き方改革に意識がいきすぎているように感じます。地方は人口減少が進んでいます。今のやり方を変えないとじり貧になるのは目に見えています。

経営者や管理職の方が守りばかりで、チャレンジをしない事が原因の一つでしょう。

残業をなくすために1千万の設備投資も必要ですが、人材育成の人材投資も積極的にするべきです。資格を取得してもらうとか、勉強してもらう為の投資は必要でしょう。

 

改革するには代替え案をもって従業員の方と心の通ったコミュニケーションをとれらないと難しい事ですが、距離の近い中小企業ならやりやすいはずです。大企業と同じ事をしても上手くいかないのは当たり前です。

本当の意味での働き方改革をもっと理解しないとおかしな方向に向かってしまいます。

 

各県、各企業はそれなりのやり方があるはずです。道は一つより二つあった方が有利です。

経営者や管理職の方の硬い考え方を柔らかい考えに変化して欲しいです。

 

HBFA考動力コミュニケーション